第10回「『掌中の幸せ』はじまりました」
『映えない話』、2021年初めてのお話となります。
今年もこの場で表にはあまり“映えない”話をして
いきたいなと思います。
また今年もどうかお付き合いを頂けますと嬉しいです。
さてさて、実はですね。
昨年の暮れ頃、Cocorobaeにおいて
新しいコーナーをスタートさせておりました。
その名も『掌中の幸せ』
手の中でそっと包み込める大きさのものを中心に
紹介をしていくコーナーです。
手の中でそっと包み込んでみたり、触れてみたり、
傍に置いて眺めてみたり。
そうすることでなんだか「ほっ」とするものを、
「綺麗だな」と思えるものを、「おや」と刺激を受けるものを、
「懐かしいな」と思わず笑みがこぼれるようなものを、
またまたわたしたちの独断でのご紹介とはなりますが
紹介していけたらなと思います。
またここで素敵な出会いがありますように。
『映えない話』の写真に登場するこちらの子も
きっとそうなんだろうなと思います。
いつもは私のデスクの上に配置され、『映えない話』コーナーでも
登場しますがよく観察してみたり、触れてみると改めて気が付くことも多いです。
手で触ると見た目よりももっとごつごつしていて、
翼の形がちょっとだけ歪だったり、
釉薬が剥がれて地が見えていたり、
顔をよく見てみると目が見えるような…
触れ合ってみると掌の中にすっぽりと収まって、
なんだか心が落ち着いてきます。
掌の中に包み込んでしばらく触れていると愛おしくも思えるような。
(幸せってきっと人それぞれ違って、ひとえに言い表すには難しいもの
かもしれないけれど。私は今君に触れていて幸せだなぁ…)
なんてそんなことまで考えてしまいました。
包み込んでいた掌の中から机上に戻して、一息。
よし、また仕事や調べものを頑張ろうとパソコンと向き合います。
それにしてもどうして君は頭の部分だけが鮮やかな黄色なんだろう…
お仕事をはじめてからずっと一緒にいますが未だに謎が多い子です。
今回は新コーナーのちょっとしたご紹介とお話でした。
『掌中の幸せ』コーナーについても少しずつ更新をして参りますので
よかったら遊びに来てくださいね。
ということで今回はここまで。
『映えない話』お付き合い頂きありがとうございました。
今年も人とものと、沢山の出会いがある1年でありますように。
miu