第13回「辿って探してみる」
季節は夏本番の少し手前。
雨がしとしとと降り続く中で、日に日に暑さも増してきた
今日この頃ですが皆さんお変わりないでしょうか。
紫陽花に変わって、ひまわりがぽつぽつと咲き始め、
太陽の光をまだか、まだかと待つ頃となってきました。
お久しぶりです。miuです。
今回はこちらのかわいらしい鳥さんについて
お話をしようかなと思います。
こちらの鳥さんも市場を歩く中で出会ったものです。
市場をふらふらと歩き、可愛らしい置物があるな~と近づいて。
背中を見て思わず「あっ」と声をあげてしまったもの。
そう。遠くから眺めただけではわからなかったのですが、
こちらの鳥さんは置物ではなくキャンドルホルダーとして
使用されていたものだったのです。
(初めてみた時には「せ、背中になにか入れることができるぞ~?!」
と驚きました…)
古いものを見て回る中で“キャンドルホルダー”と聞くと
今までは映画や絵本の中に出てきそうな先が2つや3つに分かれた燭台の
ようなもの、背が低くてつまみがあって手で持ち運べるようなもの、
縦に細長いこれまた不思議な形のものばかりを見たり想像したり
していましたが、このようなポップで可愛らしいものも
あるんだな…と出会った当時は少し驚き、新しい出会いとなりました。
頂いて連れ帰り、
調べるうちにこちらの鳥さんはデンマークのものだとわかりました。
が、ここでもう1つ疑問が生まれました。
それは他国にも似たようなものがあるのか、
この鳥さんにも友達がいるのかな…という素朴な疑問。
そこで追って調べてみると、ヨーロッパの方…イギリスや特に北欧地方
に同じような鳥の形をしたキャンドルホルダーがあることが多いような
印象を受けました。
空を飛んでいたり、
木にとまってこちらを見ていたり、
人の住む町中で過ごしていたり。
他の動物と比較してみても鳥は身近にいるような存在だと
感じているので他国にも似たものがないかな?と思い、
調べてみたのですがそうでもない様子です…。
日本においては香合で見かけたり、最近だと蝋燭消しを見つけて
手にしたのですが蠟燭立て(キャンドルホルダー)はないのかな…?
調べ残し、探し残し。まだまだ出会えていない情報があると思うので
また時間を取って調べてみたいとも思いました。
それにしてもまだまだ見たことがないものも、
知らないものも多い面白い世界だなぁとつくづく思ってしまいます。
また何か面白い出会いがないものか…と
仕入の時を楽しみに思ってしまうのでした。
ということで今回はここまで。
『映えない話』お付き合いいただきありがとうございました。
miu
「鳥のキャンドルスタンド」